2016年2月16日火曜日

JSTQB Foundation Level 試験受けた

2016年2月13日(土)に JSTQB Foundation Level の試験を受けてきましたー。

ソフトウェアテストに関する試験です。

公式はこちら http://jstqb.jp/index.html

ソフトウェアテスト界では、有名な試験のようです。が、わたしは昨年の11月までは知らなかったです。
なぜ、この試験を受けようと思ったかというと、
品質があまりにも悪すぎる自分の会社への反抗心ですね。

ちょうど、昨年の10月に不毛なテストをやらされて、モチベーションがだだ下がりしたので
せめて自分だけは品質に対して高い意識を持ちたかった。
(不毛なテストについてはまた後日、書きたいです)

この試験、勉強する範囲は、基本情報などと比べると少なく楽ですが、やや勉強しづらいです。
ベンダー系の試験で、合格点が公表されていないどころか、過去問が世にほとんど出回っておりません。

試験を受ける際、解答用紙と一緒に問題を回収されます。家に帰るころには、どんな問題が出ていたのか、全く思い出せません。だから、問題について詳しいことが書けないのです。

合格発表はだいたい三ヶ月後らしいので、まだ受かったかどうかはわからないですが
自信はあるので、せめて勉強方法、費用など、書ける部分だけでも書きます。


【使ったお金】

試験代: 21,600円

本代: 6,436円
・ソフトウェア教科書 JSTQB Foundation 第3版 4,298円



・演習で学ぶソフトウェアテスト特訓150問 2,138円




合計: 28,036円。

ちょっと高いです。
浮かせられるとしたら、ソフトウェアテスト特訓150問です。
あると便利ですが、なくても問題ないです。

【勉強のために使ったもの】

・公式にあるシラバス http://jstqb.jp/syllabus.html
 これは、基本中の基本です。
 と言いつつ、わたしは試験の一週間前までシラバスは読んでいませんでした。
 実際に試験を受けてみると、暗記部分は、シラバスの理解(と暗記)が全てでした。

・ソフトウェア教科書 JSTQB Foundation 第三版
 わたしは紙の本ではなく、kindle版を購入し、一周さらっと読みました。
 わかりやすく書かれているため、読みやすかったです。
 内容も面白かったです。
 唯一の公認テキスト。
 シラバス、試験と同様の言い回し、表現で書かれているため非常に役にたちました。

・演習で学ぶソフトウェアテスト特訓150問
 わたしは時間があったので、少なくとも五周はやりました。
 もし、時間がなければ、この本はなくても構わないと思います。
 「ソフトウェア教科書 JSTQB Foundation 第三版」の問題を繰り返し解いたほうが実践向きです。

・確認問題集のサイト http://jstqb.web.fc2.com/drill/
 ここは、少しいやらしい問題が出ます。
 問題をきちんと読む癖がついていない人はやって損はないと思います。
 わたしは、はやとちりしてしまうタイプなので、
 しっかり問題を読んで、頭の中の知識を正しく引き出す練習に使いました。

・スクエアリング・サービス というサイト http://squaring.jp/index.jsp
 有料サービスと無料サービスがあり、わたしは無料サービスを使わせていただきました。
 本二冊では、問題の数に限りがあり、どうしても条件反射的に答えてしまうので
 上記の本の問題を覚えきってしまった後に使いました。
 必須だとは思いませんでした。

【具体的な勉強方法】

2016年1月4日から、約一ヶ月かけて「ソフトウェア教科書 JSTQB Foundation 第三版」を読みました。
正直、この期間はダラダラやっていたので、真面目に勉強している感じはなかったです。
お風呂に入りながら、「演習で学ぶソフトウェアテスト特訓150問」で読んだ部分の問題をさらっと解いていました。正答率はこの時点では、三割切ってました。
2月に入ってから、本格的に勉強らしい勉強をはじめました。
「ソフトウェア教科書 JSTQB Foundation 第三版」はkindle版を買っていたのでパソコンから読めたので、各章の後ろの問題すべて、スクリーンショットを撮り、問題と解説に分けエクセルにまとめました。
「演習で学ぶソフトウェアテスト特訓150問」、「ソフトウェア教科書 JSTQB Foundation 第三版」の問題をひたすら繰り返しました。
試験一週間前からは、問題が載っているサイトで問題を解きながら、シラバスを何度も読みました。
何度も読むなら、「ソフトウェア教科書 JSTQB Foundation 第三版」よりもシラバスのほうがいいです。
理由は、「ソフトウェア教科書 JSTQB Foundation 第三版」が約365ページに対し、シラバスが60ページ程度だからです。一度、理解してしまった後は、「ソフトウェア教科書 JSTQB Foundation 第三版」は暗記に使うよりは、辞書的に使うのがいいと思います。


【最終的な問題の正解率】
試験の前日に解いた問題の正解数です。参考までにどうぞ。

「ソフトウェア教科書 JSTQB Foundation 第三版」は各章の後ろの問題の数が93個あり、82個正解。
最後の章の模擬試験が、40問中、34個正解。

「演習で学ぶソフトウェアテスト特訓150問」は150問中、144問正解。

全部で283問中、260問正解なので、91%の正解率です。

【実際、試験はどんな感じだったのか】

思っていたよりも、やさしい問題が多かったように思います。
ひっかけのような、変な問題もあまりなかったです。
ただ、時間はギリギリでした。
見直しの時間をたっぷり取れるとは思わないほうがいいです。
問題が、3ページに渡る超大作があったりして、だいぶ時間と集中力を奪われます。
そういう大作が、6問くらいあったと思います。
具体的にいうと、デシジョンテーブルを使って、テストケースの数を答える問題。
状態遷移図を使ってテストケースの数を答える問題。
長い文章から、テストケースの数を答える問題。
ステートメントカバレッジの問題。(100%にするには、xとyになにいれたらいいか?っていうやつ)

学生さんだと、やや難しいかもしれないと思ったけれど、テスト経験者や、業務知識ある方なら、難易度はそれほど高くないと感じました。
ただ、情報がなさすぎて、試験までハラハラしますね。とっても。お値段が高いですし。



単純な4択でひとつ覚えている問題があるので書きます。

問題:
この中でイテレーティブインクリメンタル開発ではないのはどれか。

1.プロトタイピング
2.アジャイル
3.RUP
4.PSP

答えは多分PSPかな。
PSPなんて、全く聞いたことなく、消去法でしか答えられなくて、一番最初に迷った問題なので記憶に残った。

大作だろうが、単純な暗記だろうが、所詮は4択なので
これはないだろって選択肢にはバツをつけて
4択を3択に。3択を2択に。ってやるといいと思います。