今回は、そのバリエーションについて学ぶ。
■while文■
while文 は2種類ある。
前々回、学習した、「while 文」の他に
「do - while文」というもの。
while文は、条件式を評価してから、ブロックを実行する。
判定結果が false の場合、一度もブロックが実行されない。
package blog; public class Shopping { // 所持金が足りる間は本を買い続けるプログラム public static void main(String[] args) { int money = 5000; System.out.println("あなたは" + money + "持っています"); int price = 5500; // 条件式は // 「money が price 以下の間は」 while (price <= money) { System.out.println(price + "円の本を買います"); // money -= price でも書けるけど、 // わかりづらいから業務ではやめたほうがいい money = money - price; System.out.println("残金は" + money + "円です"); } } }
一つ目の実行結果は、
price の値を 1980 円にしています。
二つ目は、money が足りていないので、何も実行されない。
do-while文は、ブロックを実行してから、条件式を評価する。
判定結果にかかわらず、最低一回は、ブロックを実行する。
package blog; public class Shopping2 { // 所持金が足りる間は本を買い続けるプログラム public static void main(String[] args) { int money = 5000; System.out.println("所持金は" + money + "円です"); int price = 5500; // 実行文 // 本を買って、所持金から値段分を引く do { System.out.println(price + "円の本を買います"); money = money - price; System.out.println("残金は" + money + "円です"); // 条件式 // 所持金がお金よりも低かったら } while (price <= money); } }
必ず、一度は実行されるので、実行結果2のように、
所持金が足りなくても、買い物をしてしまうので注意!!
do-while文は、それほど使わないので、あまり気にしなくてもいい。
■for文■
for文は、繰り返しの回数を指定するときに使う。
1,初期化処理
最初に一回だけ実行される文。
ここで使う変数をループ変数という。
変数名は、なんでもいいけど、通常は i など一文字にする。
すでに使用している変数名は使えない。(ブロック内では使える)
2,繰り返し条件
ブロックの内容を実行する前に評価され、このループを継続するか否かを判断する条件式
3,繰り返し時の処理
for文のブロックを最後まで処理した直後に、自動的に実行される文。
package blog; public class Dog { // 犬を数えるプログラム public static void main(String[] args) { // i が 95~105の間、ワンちゃんのカウントを続ける for (int i = 95; i <= 105; i++) { System.out.println(i + "匹ワンちゃん!!"); } } }
これは、非常に簡単な繰り返し文。
もう少し、複雑なコードを書ける。
■ネスト■
制御構造(条件分岐、繰り返し)は、その中に、別の制御構造を含めて、多重構造にできる。
その多重構造を ネスト という。
package blog; public class MultiplexStructure { // 9月末のジムに行く予定をだすプログラム public static void main(String[] args) { System.out.println("9月末は4日おきにジムに行きます"); // 21~30の間 for (int i = 21; i <= 30; i++) { System.out.println("今日は9月" + i + "日です"); // i が 4 で割り切れるときは(割って、余りの数が出ない状態) if (i % 4 == 0) { System.out.println("ジムに行く日です"); } } } }
■繰り返し文の中断■
繰り返し文は、途中で中断することが出来る。
二種類の中断方法がある。
break文
繰り返し自体を中断する文。
continue文
その周だけ中断し、次の周にいく文。
package blog; public class Interruption { public static void main(String[] args) { // 複雑な条件でジムに行く日を出すプログラム System.out.println("9月の予定を決める"); System.out.println("今月は、4日に一度ジムに行く"); System.out.println("12日と20日はお休み"); System.out.println("23日以降は、旅行でいない"); // 1~30 の間、繰り返す処理 for (int i = 1; i <= 30; i++) { System.out.println("今日は9月" + i + "日です"); // 23日以降は、旅行でいないので、以降の処理を中断する if (i == 23) { break; // 12日はお休みなので、処理を飛ばす } else if (i == 12) { continue; // 20日はお休みなので、処理を飛ばす } else if (i == 20) { continue; // 4日ごとにジムにいく } else if (i % 4 == 0) { System.out.println("ジムに行く日です"); } } } }
この continue の使い方は、いまいちですね。
(例文がいまいちな仕上がりになってしまったので、もう少し勉強したい。)
ぱっとみて、わかりづらいコードは、業務では好まれないから、わかりやすいコードを書くことを目指すのがいいようです。
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