2014年9月21日日曜日

- 繰り返し構文 - Java

繰り返し構文にも、いくつかのバリエーションがある。
今回は、そのバリエーションについて学ぶ。

while文

while文 は2種類ある。
前々回、学習した、「while 文」の他に
「do - while文」というもの。




































while文は、条件式を評価してから、ブロックを実行する。
判定結果が false の場合、一度もブロックが実行されない。


package blog;

public class Shopping {

 // 所持金が足りる間は本を買い続けるプログラム

 public static void main(String[] args) {

  int money = 5000;

  System.out.println("あなたは" + money + "持っています");

  int price = 5500;

  // 条件式は
  // 「money が price 以下の間は」
  while (price <= money) {

   System.out.println(price + "円の本を買います");

   // money -= price でも書けるけど、
   // わかりづらいから業務ではやめたほうがいい
   money = money - price;

   System.out.println("残金は" + money + "円です");
  }

 }
}






















一つ目の実行結果は、
price の値を 1980 円にしています。

二つ目は、money が足りていないので、何も実行されない。







































do-while文は、ブロックを実行してから、条件式を評価する。
判定結果にかかわらず、最低一回は、ブロックを実行する。



package blog;

public class Shopping2 {
 // 所持金が足りる間は本を買い続けるプログラム
 public static void main(String[] args) {

  int money = 5000;

  System.out.println("所持金は" + money + "円です");

  int price = 5500;

  // 実行文
  // 本を買って、所持金から値段分を引く
  do {
   System.out.println(price + "円の本を買います");

   money = money - price;
   System.out.println("残金は" + money + "円です");
   // 条件式
   // 所持金がお金よりも低かったら
  } while (price <= money);

 }

}





















必ず、一度は実行されるので、実行結果2のように、
所持金が足りなくても、買い物をしてしまうので注意!!
do-while文は、それほど使わないので、あまり気にしなくてもいい。


for文

for文は、繰り返しの回数を指定するときに使う。









































1,初期化処理
 最初に一回だけ実行される文。
 ここで使う変数をループ変数という。
 変数名は、なんでもいいけど、通常は i など一文字にする。
 すでに使用している変数名は使えない。(ブロック内では使える)

2,繰り返し条件
 ブロックの内容を実行する前に評価され、このループを継続するか否かを判断する条件式

3,繰り返し時の処理
 for文のブロックを最後まで処理した直後に、自動的に実行される文。


package blog;

public class Dog {

 // 犬を数えるプログラム
 public static void main(String[] args) {

  // i が 95~105の間、ワンちゃんのカウントを続ける
  for (int i = 95; i <= 105; i++) {
   System.out.println(i + "匹ワンちゃん!!");
  }

 }
}






これは、非常に簡単な繰り返し文。
もう少し、複雑なコードを書ける。


ネスト

制御構造(条件分岐、繰り返し)は、その中に、別の制御構造を含めて、多重構造にできる。
その多重構造を ネスト という。


package blog;

public class MultiplexStructure {

 // 9月末のジムに行く予定をだすプログラム
 public static void main(String[] args) {

  System.out.println("9月末は4日おきにジムに行きます");

  // 21~30の間
  for (int i = 21; i <= 30; i++) {

   System.out.println("今日は9月" + i + "日です");
   // i が 4 で割り切れるときは(割って、余りの数が出ない状態)
   if (i % 4 == 0) {
    System.out.println("ジムに行く日です");
   }

  }

 }
}

















繰り返し文の中断

繰り返し文は、途中で中断することが出来る。
二種類の中断方法がある。

break文
繰り返し自体を中断する文。

continue文
その周だけ中断し、次の周にいく文。


package blog;

public class Interruption {

 public static void main(String[] args) {

  // 複雑な条件でジムに行く日を出すプログラム

  System.out.println("9月の予定を決める");
  System.out.println("今月は、4日に一度ジムに行く");
  System.out.println("12日と20日はお休み");
  System.out.println("23日以降は、旅行でいない");
  // 1~30 の間、繰り返す処理
  for (int i = 1; i <= 30; i++) {
   System.out.println("今日は9月" + i + "日です");
   // 23日以降は、旅行でいないので、以降の処理を中断する
   if (i == 23) {
    break;
    // 12日はお休みなので、処理を飛ばす
   } else if (i == 12) {
    continue;
    // 20日はお休みなので、処理を飛ばす
   } else if (i == 20) {
    continue;
    // 4日ごとにジムにいく
   } else if (i % 4 == 0) {
    System.out.println("ジムに行く日です");
   }
  }

 }
}






























この continue の使い方は、いまいちですね。
(例文がいまいちな仕上がりになってしまったので、もう少し勉強したい。)
ぱっとみて、わかりづらいコードは、業務では好まれないから、わかりやすいコードを書くことを目指すのがいいようです。


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